科学&宇宙ネタ

AI搭載のラブドールが普及すれば、人類は子供を作らなくなる?

投稿日:2017年4月23日 更新日:

映画『エクス・マキナ』。こんな美人だったら、たとえアンドロイドでも惚れてしまうぜ。

とてもシュールだった昭和のダッチワイフ

今、AIの進歩がすさまじいが、同時にラブドールの進化もすさまじいものがある。むかしはダッチワイフと呼ばれ、変な顔した女の人形が口を空けているとてもシュールな代物だった。「南極観測船の乗組員もお世話になった『南極1号』」としてエロ本によく広告が載ってたっけ。でも実はダッチワイフは南極には行っていないそうで、隊員たちはオナホールを持っていったのだが、不評で使われなかったらしい。

そして21世紀になり、ラブドールの進化が止まらない

しかし時は流れて、ダッチワイフはラブドールと名前を変えて劇的に進化した! で、そんな美しいラブドールにAIが搭載されたら、リアルの女性なんかもういりません。まだまだアンドロイドを人間と間違う人はいないだろうけど、将来、間違いなく人間の女と区別がつかないような恋愛&セックス用のアンドロイドが出現するだろう。

今でさえ3次元の女性より2次元の女性を愛する男たちがいるというのに、2次元の女性なみに可愛くて従順で、しかも貴男だけを愛してくれるアンドロイドが手に入ったら「女はいらない」っていう男が続出するはず。金持ちは何体ものアンドロイドを買ってハーレムのような生活をするだろうし、男に相手にされなくなった女性は男性のアンドロイドを買って恋人にするだろう。人間の女性を相手にするのは、アンドロイドを買えない低所得者だけになる。

アンドロイドと幸せな暮らしをしている男は、人間の子供を作ろうとは思わない

美しいアンドロイドを妻とし、満足な暮らしをしている男がいたとする。果たして彼は人間の子供を作ろうと思うだろうか?

絶対に作らないと思う。

子供が欲しければ子供のアンドロイドを買ってくれば済むことだし、成長させたければ、もう少し成長したアンドロイドを買って記憶を移せばすむ。かくして、幸せな彼の暮らしは、美しい妻とかわいくて性格の良い子供たちに囲まれ、より満ち足りたものとなっていく。人間の子供を作って育てるなんて、そんなリスクの高いことはしないはずだ。

アンドロイドをパートナーにする人間が増えれば増えるほど、人間は子供を作らなくなる。これがどんどん進めば、ある日、人間はいなくなって、アンドロイドだけが暮らす世界が出現することになる。

人間は工場で作られ、アンドロイド夫婦が育てることになる

ただ、人間が絶滅するのを阻止しようとする動きは必ずでてくる。人間は希少動物でさえ絶滅しないように頑張ってるんだから「人間が絶滅する」なんてことは絶対に阻止しようとするだろう。でもアンドロイドをパートナーにしている人は進んで子供を作ろうとはしないから、人間の製造は工場で行われることになる。試験管の精子と卵子を結合させ赤ちゃんを生み出し、それを育児用のアンドロイドの夫婦が育てる。そうなれば、人間とアンドロイドとの垣根はほとんどなくなるだろう。その時、人間はアンドロイドに優位性を保てるのだろうか? それとも、人間とアンドロイドが共存して社会を構成し、非人間型のロボットが仕事をすべて請け負うというカタチになるんだろうか? それとも「人間を作るのはもう無駄だからやめよう」という議論に落ち着くことはないんだろうか?

人類が地球上から静かに消えていく日は、すぐそこなのかもしれない。


エクス・マキナ (吹替版)
検索エンジン世界最大手のブルーブック社に勤めるプログラマーのケイレブは、人前に姿を見せない社長で天才科学者のネイサンが所有する山荘に招かれる。そこには、女性型ロボットのエヴァがいた。ケイレブは、エヴァに搭載された人工知能の実験に手を貸すことに…。密室を舞台に2人の男と2人?のアンドロイドが心理劇を繰り広げる、緊張感たっぷりのSFサイコスリラー。

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