科学&宇宙ネタ

火星を地球のような環境にする、テラフォーミング

投稿日:2016年7月1日 更新日:

他の惑星を人間が住める環境に作り変えることを「テラフォーミング」という。

僕はこの言葉を知った時、「SFの世界の夢物語」だと思いました。でも、火星のテラフォーミングは、現在の科学技術でもそれほど難しいことではないらしい。

テラフォーミングの方法はいろいろ考えられている。まず巨大な鏡を火星近くの宇宙空間に設置して太陽光を集めて極地に照射、またはメタンなどの温室効果ガスを散布し、極地の永久凍土を溶かす。極冠の氷が溶 けると大気中に水蒸気と二酸化炭素が増えて温室効果が働き、気温が上昇する。気温が上昇すると火星内部の氷が溶け、温室効果が加速する。十分に気温と大気 密度が上がったら、藻類を持ち込んで酸素を作らせる。ここまでのプロセスは100年ぐらいあればできるそうだ。火星上空に巨大な鏡を設置するのは相当難しそうだが、100年後ぐらいには可能になっているような気がする。とするとテラフォーミングに100年かかるから、200年後には火星に人間が宇宙服なしで暮らしているかもしれない。

太陽の寿命はあと50億年だから、地球の生命もそこで終わってしまう

という話をよく聞きく。でも50億年後に人間が地球だけに住んでいるとは到底思えない。きっと人間は宇宙の様々な場所に進出しているだろうし、もしかしたら別の宇宙で暮らしている可能性だってある。200年後には火星に住んでいる可能性があるんだから。

地球は人間にとってゆりかごのようなものだ。しかし、ゆりかごの中で一生を過ごす者はいない

ロシアの物理学者で「ロケット工学の父」と言われるコンスタンチン・ツィオルコフスキーの有名な言葉だ。いつか人類はゆりかごを出て外の世界を知ることになるだろう。その時に生きていないのが本当に残念だ。生まれる のが少し早すぎたかな。

-科学&宇宙ネタ


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

地球外知的生命は存在するか?

地球外知的生命体は存在するか? 結論はもちろん出ていないけど、個人的には必ずいると思ってる。ってゆーか、いないはずがない。 いない説をとる人たちの最大の主張はこんな感じ。 恒星からちょうど いい距離に …

カール・せーガンが想像した木星の巨大浮遊生物

TVシリーズ『コスモス』の司会進行、小説『コンタクト』『エデンの恐竜』の執筆など、多彩な活躍をみせる天文物理学者のカール・セーガン。彼の発想は夢があって面白いなぁといつも思う。そんなセーガンが想像した …

1で始まる数は30.1%、2で始まる数は17.6%…あらゆる数字を支配するベンフォードの法則

1881年、アメリカ人天文学者のサイモン・ニューカムはある日、科学者がよく使う対数表を見ていて、対数表のページが最初の方ほど汚れていることに気がついた。なぜか人は8や9から始まる数よりも1から始まる数 …

被験者6人が次々に悶絶!ロンドンで起こった臨床試験史上最悪の事故

薬の開発に臨床実験は欠かせない。薬を1つ開発するのに、1万人の臨床試験が行われる場合もある。 以前は製薬会社が社内に臨床実験チームを持っていたが、現在、臨床実験はそれを専門的に行っている会社に外注する …

フロンティアスピリットを持つADHD遺伝子は、人類の存続に必要不可欠だった!?

マーズワン計画は、イギリスとオランダの団体が進める有人火星飛行プロジェクト。2026年に火星に人を送り込む予定だ(その後、到着予定が5年遅れとなり2031年になるという発表があった)。その大きな特徴は …