ネアンデルタール人と人類はセックスしていた!

2016年6月28日
写真/チューリッヒ大学人類学研究所のクリストフ・ツォリコッファーらによるネアンデルタール人の子供の復元図

一時期のマイブームは、ネアンデルタール人だった。もう寝ても覚めてもネアンデルタール人のこと考えてた。なんでネアンデルタール人にハマったかっていうと、ほんの3万年ほど前まで、人類(ホモ・サピエンス)と別種の知的生物種がいたなんて、とても不思議な気がする。3万年なんて、ついこないだだ。

ネアンデルタール人は旧人と呼ばれ、約20万年前から2万8千年前まで主にヨーロッパを中心に生活していた。なぜ絶滅したか?はいろんな説がある。気候変動に耐えられなかったとか、人類によって滅ぼされたとか…。人類がちょうどアフリカから出てヨーロッパに到達したすぐ後ぐらいに絶滅しているから、後者の説には説得力があるが、本当のところはまだ分かっていない。

ネアンデルタール人に関する最大の謎は、人類との間に交雑、つまりセックスをして子孫を残したかどうか?という点。今までは「交雑はなかった」というの が定説だった。

でも最新のDNA鑑定によると、現代人にもネアンデルタール人 のDNAが受け継がれていることが判明した。交雑はあったのだ! でも、黒人(ネグロイド)にはネアンデルタール人のDNAはないとのこと。アフリカで誕生した人類の一部がアフリカ を出て中東あたりでネアンデルタール人と出会って、たくさんの人類とネアンデルタール人がセックスして、その遺伝子がホモサピエンスに受け継がれたのだ。また絶滅の理由も、交雑が進んだ結果、ホモサピエンスに吸収されたという説も考えられる。あまりに小規模な集団だったため、ホモサピエンスの大規模な集団に飲み込まれてしまったのだ。

2010年にネアンデルタール人の完全なゲノムが解析された結果、色々なことがわかってきた。ホモサピエンスより少し背は低いがガッシリした高くで骨太だった。肌の色は白く、髪の毛は赤っぽかった。血液型はO型で、ホモサピエンスと同じくミルクを消化できなかった。言語能力に関連する遺伝子を持っていたので、話す能力があったらしい。

「ネアンデルタール人の子供に服を着せて現代のニューヨークを歩かせても、誰も違和感を覚えないだろう」と言う学者もいる。色白のネアンデルタール人のメスは、人類のオスにとって魅力的に見えたのかもしれない。

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