社会&歴史&映画ネタ

つ、ついに『魔法少女まどか☆マギカ』を観てしまった(汗)

投稿日:2017年9月22日 更新日:

僕は今まで生きてきて「萌え系アニメ」に分類されるものを一度も見たことがなかった。あの絵やキャラにすごく抵抗感があったし、顔がみな同じで髪の色と髪型だけで登場人物を判別するという、萌え系アニメのお約束も納得いかなかった。だから多くの人が『魔法少女まどか☆マギカ』のことを絶賛していても、なかなか観る勇気がなかった。

しかし、最近、ついに『魔法少女まどか☆マギカ』を観た。超面白かった!  今まで観たアニメの中でベストワンだ。

昔のジブリや『君の名は」も良かったけど、『まどマギ』の面白さは次元が違う。昔のジブリも『君の名は』も独自の世界観があり、ストーリーも斬新で、文句なしに面白い。見終わって「いい映画だったなぁ」って思える。でも感動はさほどしない。しかしこの『まどマギ』は感動する。ってゆーか「魂を揺さぶられる」。SFとしてはもちろん、人間ドラマとしても素晴らしい出来なのだ。

この物語は普通の「魔法少女もの」だと思って観た人を「徹底的に裏切ってやろう」という悪意(?)のもとに創られている。魔法少女同士は仲が悪くていがみ合いばかりしているし、主人公に寄り添う定番のかわいい動物風キャラは○○だし、主人公はなかなか魔法少女にならないし、優しい先輩魔法少女はマミってしまう。

そして何よりストーリーが緻密で、伏線の回収が完璧なのだ(伏線を張るだけ張っといて全く回収しない村上春樹や浦沢直樹は、少しは見習って欲しいもんだ)。最初、ミステリアスなキャラとして登場するほむら。彼女のシビアな言葉や態度の理由、なぜ保健室の場所を知っていたのか? なぜまどかは魔法少女としての潜在能力が高いのか?といった謎が、物語が進むにつれて明らかになっていく。そこには、ほむらの深い悲しみがあったのだ。

時間を巻き戻す能力を持ったほむらは、何度も何度も最強魔女に戦いを挑み、その度に友の死という深い悲しみを味わい、それでもまた同じことを繰り返す。今度こそ、今度こそ!と。その姿がホント切ない。もう、やられました。

アニメファンだけじゃなく、普通の大人の鑑賞にも十分堪えられるクオリティを持った『魔法少女まどか☆マギカ』。映画やドラマは好きだけど、この手のアニメは拒否反応があって観たことがない~そんなオジサンたちにぜひ観て欲しい、アニメ史に残る傑作です。

【追記】

劇場版の『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』は納得いかなかった。「もう一回、観客を驚かせてやろう」という制作スタッフの魂胆が裏目に出て、本編のラストを台無しにしてしまったと思う。残念(涙)。

魔女が作り出す結界のビジュアルも斬新でカッコいい! 担当したのは『劇団イヌカレー」というデザイナーのユニットだそうです。

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